サービス・商品富士通は6日、同社の物流向け製品「Logifit」(ロジフィット)シリーズに、運行管理ソリューション「FUJITSUロジスティクスソリューションLogifit TM-NexTR」(ロジフィットTMネクストラ)を追加し、パッケージ版とSaaS版の販売を開始した。
ロジフィットTMネクストラは、運行車両の分析や運行業務の支援を行うソリューションで、大型車両ではデジタルタコグラフを活用し、中小型車両やデジタルタコグラフを取り付けにくい用車にはスマートデバイスを活用するなど、デバイスの混在運用が可能。
速度、燃費、温度など車両状態のセンシング情報を収集する機能や、ドライバーのバイタル情報を収集し、眠気を予兆段階から検知する機能と連携する。

(出所:富士通)
同社の配車支援システムと連携することで、走行時間や荷積み・荷卸しにかかる時間を総合的にシミュレーションし、複数拠点を経由する場合でも店着の予定時間を予測することができる。また、VICSによる道路ごとの速度規制や渋滞などを加味したナビゲーションで、経路案内や到着時刻予測を管理することができる。
SaaS版はスマートデバイス1台につき月額980円から利用でき、パッケージ版は350万円で提供する。2017年度末までに5万ライセンスの提供を目指す。