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海運モーダルS大賞にJAみやざき、TOYO TIREなど

2025年6月17日 (火)
<お詫びと訂正>
※本記事は、公開当初に「海運モーダルシフト大賞」の受賞者について誤った内容を掲載していたため、6月18日付で記事内容を訂正しました。関係者ならびに読者の皆さまにお詫び申し上げます。

認証・表彰国土交通省は17日、2024年度「海運モーダルシフト大賞」を発表した。同賞は、モーダルシフトの一層の推進のため、革新的な取り組みなどにより最も貢献度が高かったと認められる事業者に贈られる。

大賞には、宮崎県農業協同組合(JAみやざき)と中央運送による宮崎県都城市から東京都港区までの肉用牛輸送と、TOYO TIREによる三重県東員町から広島市までのタイヤ輸送の取り組みが選ばれた。

JAみやざきは、環境負荷の低減やトラックドライバー不足に伴う「2024年問題」への対応策として、都城市から東京都港区までの肉用牛の輸送で、中央運送、商船三井さんふらわあと連携し、大分港と神戸港を結ぶフェリーを活用した海上輸送を実施した。

生体である活牛の輸送には、適切な温湿度管理や排泄物・臭気対策が求められるため、従来は長距離の海上輸送が敬遠されてきた。しかし、荷主・物流事業者・海運会社の3者が協力し、これらの課題解決に向けた実証実験を重ねた結果、風通しのよい車両甲板の活用などにより、長距離でも「安全・安心・安定」かつ「高品質」な輸送形態を実現した。

TOYO TIREは、環境負荷の低減、24年問題への対応策として、三重県東員町から広島市までのタイヤ輸送において、井本商運のコンテナ船(四日市港-広島港)を利用した海上輸送を導入。

22年度には海上輸送の利用がなかったが、40フィートコンテナを用いた大ロット輸送により、24年には総貨物量10万8500トンのうち7万500トンを海上輸送に転換。輸送トンキロベースで75.8%の海上輸送利用率を達成した。さらに、輸送後の空コンテナを輸出貨物の輸送に再利用することで、輸送効率の向上にもつなげている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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