サービス・商品タカラバイオは16日、研究用試薬の海外向け冷凍輸送で、ドライアイスを使用しない専用保冷箱を導入する新たな取り組みを開始したと発表した。輸送には国際輸送業者である日新を通じて、パナソニック製の高性能保冷箱「VIXELL」(ビクセル)を採用する。
新たな輸送方式では、従来使用していたドライアイスに代わり、保冷剤を用いる。国際輸送テストの結果、同社が定める品質保持条件を満たしていることを確認しており、正式に導入を開始した。ドライアイスの使用量を従来比で50%削減することを目指す。
今回の取り組みにより、温室効果ガス(GHG)を発生させるドライアイスの削減により環境負荷を低減するとともに、ドライアイスの供給不足や価格高騰といった課題にも対応できる見込みとしている。また、輸送時の製品温度安定性の確保により、海外への安定供給体制の強化にもつながるとしている。
タカラバイオは、基礎研究から産業応用まで幅広い用途に向けた研究用試薬を米国、欧州、中国など世界各地で展開している。今回の施策は、グローバル供給体制の維持と環境配慮の両立を図るものとしている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com