ロジスティクス日本通運は26日、タイ現地法人のタイ日本通運倉庫が、タイ東部で新倉庫「レムチャバン・ロジスティクス・センター」を建設すると発表した。既に着工しており、2012年2月に業務を開始する。
今回新設する「レムチャバン・ロジスティクス・センター」は、13万6480平方メートルの広大な敷地に、それぞれ約3万平方メートルと約2万平方メートルの倉庫を配置し、中央に約7500平方メートルの全天候型多機能作業エリアを設けた。
同エリアには車両が直接出入りでき、高床式と平床式の双方を備える倉庫内で、あらゆるタイプの貨物に対応することができる。さらに、広大な敷地内には海上コンテナのストックヤードを設け、顧客の要望に応じた迅速なコンテナ手配など、さまざまなロジスティクスニーズに対応することが可能となった。
建設予定地のヘマラート・ロジスティクス・パークは、タイ最大の貿易港であるレムチャバン港まで約18キロメートルと近く、自動車産業を中心とした多くの大型工業団地とを結ぶハイウェイ沿いに位置している。バンコク市内、バンコク(スワナプーム)国際空港からも車で1時間前後という好立地で、陸海空を結ぶ物流拠点として、その将来性に大きな期待が寄せられている。
同社は「生産・消費の一大拠点として成長を続けるタイで、多様化・高度化する顧客のニーズ対応するため、今後も高品質なロジスティクスサービスを一層充実させていく」としている。