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野田市の物流施設で既存契約満了機に

産業ファンド、日本ロジテム・三菱電機ロジと賃貸契約

2015年8月12日 (水)

拠点・施設産業ファンド、日本ロジテム・三菱電機ロジと賃貸契約産業ファンド投資法人と資産運用会社の三菱商事・ユービーエス・リアルティは12日、千葉県野田市の賃貸物流施設「IIF野田ロジスティクスセンター」で、日本ロジテムと新たな定期建物賃貸借契約を締結するとともに、既存テナントの三菱電機ロジスティクスと再契約することが決まったと発表した。

三菱商事ロジスティクス、三菱電機ロジスティクスの2社との定期建物賃貸借契約が2016年4月30日に満了するのに伴い、12日付で日本ロジテム、三菱電機ロジスティクスと5年間の賃貸借契約を結んだもので、16年5月1日から契約が開始される。

これにより、同投資法人は空室期間なく、新たな契約で収益性を向上させた。利用面積は日本ロジテム、三菱電機ロジスティクスともに1万9414平方メートル。

日本ロジテムは野田・柏で複数の拠点を運営しており、三菱電機ロジスティクスも隣接地で関東の基幹センターを運営していることから、2社はともにIIF野田ロジスティクスセンター立地優位性を認め、契約に至った。

現地は野田市の南部工業団地内に立地しており、24時間の操業が可能。首都圏の主要環状線となっている国道16号線に近く、千葉県のほか埼玉県、東京都が配送圏となる。

常磐自動車道・柏ICから5キロとアクセスが良好で、柏ICから三郷JCTを経由して東京外環自動車道、首都高速道路に乗り入れることで都心部へ、圏央道を経由して首都圏全域へと接続する。

施設特性はボックスタイプ4階建(倉庫部分は3層)の物流施設で、シンメトリーの設計により、分割することで4社までのマルチテナントの利用に対応している。建物部分は免震構造を採用しており、15メートルの深さを持つ庇は、雨天荷役時のオペレーションに有効で、大量の貨物の輸配送を行う事業者には機動力の支えとなる。