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GLP、柏市にセミマルチテナント型の物流施設を開発

2015年9月1日 (火)

拠点・施設グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は1日、千葉県柏市でセミマルチテナント型の物流施設「GLP柏II」の開発を行うと発表した。2016年2月に着工、17年1月末の竣工を目指す。

GLP、柏市にセミマルチテナント型の物流施設を開発

施設は地上4階建てで、複数企業による分割利用や1棟全体を1社で利用して自社のニーズに合わせるなど、各階の天井高にバリエーションを持たせた設計とする。

2階を天井高3.5メートルの高照度フロアとして、流通加工型物流ニーズに対応する一方、3、4階は天井高を6.5メートルから最大8メートルとすることで、保管型物流ニーズに応じられるようにする。1階のトラック接車部分は、高床バースだけでなく一部低床バースを設けることで、幅広い業種に訴求できる設計とする。

都心から30キロ、常磐自動車道柏ICから11キロに立地し、近接する国道16号線を利用することで首都圏全域への広域配送に適している。24時間物流業務が可能な工業団地内に立地しているのもメリットとなる。

同社の帖佐義之社長は「企業の物流に対するニーズは複雑化、高度化、そして細分化が進んでおり、それに応えるためにGLPでは、ハード面、ソフト面から幅広く物流サービスを提供している。GLP柏IIは、まさにこれらの企業ニーズに施設面から対応するために、保管型、流通加工型いずれのニーズにも対応すると同時に、小売、食品、アパレル、通販など幅広い業種に対して訴求しうる施設計画を提案している」と話している。

GLPがカナダの公的年金運用機関「カナダ・ペンション・プラン・インベストメント・ボード」(CPPIB)と2011年8月に折半出資で立ち上げた合弁事業「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャー」による、国内13件目の開発物件のとなる。

■施設概要
施設名:GLP柏II
所在地:千葉県柏市
敷地面積:1万7000平方メートル
延床面積:3万2000平方メートル
賃貸可能面積:3万2000平方メートル
着工:2016年2月
竣工:2017年1月末