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インフォマート、システム開発会社が損賠請求10億円

2015年9月1日 (火)

ECインフォマートは1日、「ASP企画書システム」の開発委託先のeBASE(イーベース、大阪市北区)が同社に対し、10億円の損害賠償請求を起こしたと発表した。

同社は2005年4月1日に現「ASP規格書事業」で提供する同システムのサービスを開始しているが、システムの開発は04年9月1日にeBASEと業務提携契約を結び、「システムの知的財産権が当社(インフォマート)に帰属する契約内容」とした上で開発を委託。

その後、インフォマートとeBASEは10年間にわたって「ビジネス上の良好な関係」を維持していたが、インフォマートが同システムの利用を拡大すると「突然として、8年前の2007年4月1日に別の目的で締結した使用許諾契約書の条文を持ち出し、誤認による多額の金銭要求」を同社に行ったという。

インフォマートが要求を拒絶したところ、eBASEは同システムの著作権が自社にあるとして、著作権侵害の差し止めなど10億円の損害賠償請求を起こした。インフォマートでは「システムの著作権が当社に帰属しているなどの事実に基づき、裁判で粛々と当社の正当性を明らかにする」としている。