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クボタ、中国で小型建設機械事業を拡大

2010年7月23日 (金)

拠点・施設クボタは年内をめどに中国に製造会社を新設し、現地生産と販売拠点の拡充で事業拡大を図る。新会社「久保田建機(無錫)有限公司」(仮称)は江蘇省の無錫市に設立、約14万平方メートルの敷地に約3万平方メートルの工場を建設する。クボタの単独出資で37.9億円を投資、中国国内市場向け建設機械を生産する。量産開始2012年1月。

 

クボタでは2003年に上海に販売会社を設立し、09年からはレンタル工場で現地調達部品の部分組付けを展開。今回、中国に製造拠点を新設することで、(1)コスト競争力の強化(2)為替変動リスクの回避(3)需要拡大への供給力増強――を図る。将来的には、アジア新興諸国への輸出製造拠点の役割も果たしたい考え。

 

現在の国内(大阪・枚方製造所)、ドイツ(クボタバウマシーネンGmbH)に中国を加えた3生産拠点とすることで、需要変動に即応する最適なグローバル生産体制を構築する。新工場は12年1月に量産を開始し、18年には約1.4万台の生産を目指す。今後、ディーラー網の組織固めと拠点の拡充・強化を図り、中国市場シェア(0‐6tクラス)として09年実績の13.3%を18年に25%に引き上げる計画。