拠点・施設日本貨物鉄道(JR貨物)は16日、不動産管理サービス事業の強化を図るため、建物管理や建物管理付帯サービスを提供するジェイアール貨物・不動産開発、東京貨物開発、ジェイアールエフ・パトロールズの3社を1社に集約する事業再編を行うと発表した。
ジェイアール貨物・不動産開発が10月1日付で東京貨物開発、ジェイアールエフ・パトロールズの2社を吸収合併する。関係する事業会社を統合することで、建物管理、清掃・警備などの建物管理付帯サービスを一貫して提供できる体制に再編する。
JR貨物グループとして総合物流事業体制の構築をすすめるうえで、拠点となる物流施設賃貸などを中心とした鉄道事業収益、商業施設賃貸などを中心とした関連事業収益の最大化を図る狙い。
施設建設工事監理、修繕などに必要な建設工事・施設管理関係の技術者を1社に集約すし、コストの低減、ノウハウの結集、技術力強化と若手技術者の育成による技術継承を促進する。