荷主トヨタ自動車、アイシン精機、アイシン・エーアイの3社は9月30日、自動車用マニュアルトランスミッション(MT)の開発・生産機能をアイシン・エーアイへ集約することについて、追加合意したと発表した。
今回の追加合意は、「アイシン・エーアイ、トヨタの2社にまたがる機能を集約し、リソーセスを最適に配分することで、競争力を強化していく」という、これまでの合意を詳細に取り決めたもの。
具体的には、まず量産車向けのMT開発機能を2016年内にアイシン・エーアイに集約。トヨタの国内生産分は16年2月をメドにアイシン・エーアイの国内工場へ移管を完了する。
海外生産では、アイシンがフィリピントヨタ自動車部品、トヨタキルロスカオートパーツの両社に一部資本参加する。参加時期はそれぞれ16年1月、同年7月をメドとし、資本参加比率は全体の4分の1から3分の1の範囲で決定する。
アイシン・エーアイ、アイシンは今後、量産車向けのMT開発を独立して行うとともに、アジアを中心としたグローバルな生産・供給体制を整えていく。