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JR貨物、川崎市縦貫の廃棄物輸送開始から20年

2015年10月16日 (金)

ロジスティクスJR貨物、川崎市縦貫の廃棄物輸送開始から20年日本貨物鉄道(JR貨物)は15日、川崎市長に対し「クリーンかわさき号」の運転開始から20年となったことを報告するとともに、記念品としてクリーンかわさき号の模型を贈呈した。

クリーンかわさき号は、交通事情の悪化に伴う廃棄物処理事業の運搬効率低下、排気ガスによる大気汚染など多くの問題を抱えていた川崎市で、車のみによる輸送を一部代替する方法として、1995年10月2日にスタート。全国で初めて鉄道で廃棄物を輸送する試みとして注目を集めた。

市域のほぼ半ばを縦貫する梶ヶ谷貨物ターミナル駅-川崎貨物駅の20キロ区間と、同貨物ターミナル駅-末広町駅の23キロ区間を活用し、市北部地区のごみの一部を臨海部へ輸送する鉄道輸送システムを構築、車による輸送に比べて安全性と収集運搬効率が改善した。

1日1往復、21両編成の専用列車として焼却灰、一般ごみ、空ビン、空缶PET、MIXペーパー、容器プラスチックを輸送し、9月までの取扱発送個数は29万339個に達している。

市は10月19日から23日にかけて、市役所第3庁舎1階ロビーで「クリーンかわさき号20周年記念パネル展・ジオラマ展」を開催することにしており、同社は来場した市民先着100人にクリーンかわさき号ポストカードを配布する。