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日本レップ、大阪湾岸に新たな物流施設を開発へ

2011年8月23日 (火)

ロジスティクス大阪湾岸プロジェクトの完成予想図日本レップは22日、同社子会社が運用するファンドが大阪湾岸エリアの開発用地6万平方メートルを取得する売買契約を締結したと発表した。取得はデューディリジェンスの最終結果を条件としている。

 

取得した用地に13万平方メートル規模の、全フロアにランプアクセスがある近代的マルチテナント型物流施設を開発する。竣工時の想定資産価値は約250億円の見込み。今後、数か月以内にファンドによる決済を完了し、2012年に着工する。

 

日本レップでは、パートナー企業とともに日本で開発ファンドを組成する方針で、今回の開発案件をシード物件として新開発ファンドに組み入れることも検討する。グッドマングループでは、首都圏、関西圏の主要な物流市場を中心に、複数の高品質な開発、取得案件に関する検討を進めており、現在デューデリジェンスを進めているという。

 

親会社グッドマングループのグレッグ・グッドマンCEOのコメント
「日本での近代的な物流施設は、竣工済優良物件の売却案件数が少なく、投資利回りは減少傾向にある。施設開発の経験と日本の物流業界でのネットワークを駆使し、既存物件の取得ではなく、新規開発による有機的成長を実現する。グッドマングループの強力な財務的支援を得て、自社による投資適格物流施設を開発することにより、リスク調整後リターンの最大化を目指す」

 

日本レップのポール・マクギャリー社長兼CEOのコメント
「大阪での物流市場の基本的な市場ファンダメンタルズは、過去3年間に近代的な物流倉庫の新規供給が無かったため、特に堅強なものになっている。事実、多くの大手3PL企業から、開発案件の総賃貸面積の約200%に相応するスペースについて、建物賃貸借申込書を入手している」