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日通、墨グアダラハラ向け航空混載を強化

2015年10月27日 (火)

ロジスティクス日本通運は27日、メキシコ向けの航空混載サービス「メキシカンイーグルライナー」のうち、特に大きな輸送ニーズのあるグアダラハラ向けを強化し、「メキシカンイーグルライナー・プレミアム」として9月末から販売を開始した、と発表した。

通常サービスに比べ、日経フォワーダーで唯一となる自社施設と自社戦力で、転送便に搭載するユニットロードデバイス(ULD)への積み付け作業を実施し、詳細な外装チェックや確実な貨物とレースなど「日本品質の輸送」を提供する。

これまで、グアダラハラ向けの転送用ULDの積み付け作業は、経由地のロサンゼルスの航空会社が行っていたが、自社でフォローする体制を整えたことで、航空会社への貨物持ち込み締め切り時間に余裕をもたせることが可能になるため、日本とロサンゼルス間のフライトと同日の転送便への搭載で確実性が高まる。

日通、墨グアダラハラ向け航空混載を強化

(出所:日本通運)

ULDは日通の貨物のみを積載していることから、グアダラハラ空港に到着した後、優先的な輸入通関が可能となり、要望に応じて自動車メーカーが集積するグアダラハラ、アグアスカリエンテス、シラオなど中央高原の主要都市へ最短で到着当日(輸出翌日)の配達に対応する。

メキシコでは世界の自動車メーカーが続々と進出しているが、「ティア1」といわれる1次下請けメーカーに比べティア2、ティア3と呼ばれる2次、3次の部品メーカーの進出が追いつかず、国内からの輸出量が増加しているという。

日通では「メキシコへ緊急に輸送する必要がある、というメーカーを中心としたニーズに応えるため、サービスの充実を実施した」としている。