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アルプス物流中間、電子部品物流堅調で増収増益

2015年10月29日 (木)

ロジスティクスアルプス物流が29日に発表した9月中間決算は、消費財物流が伸び悩んだ一方、主力の電子部品物流と商品販売事業が堅調に推移し、11.7%の増収、10.1%の営業増益となった。

電子部品業界で車載向け製品やスマートフォン向け製品の生産が堅調さをキープしたが、民生・ITなどの市場で製品や顧客、地域によって変動が大きくなったことから「当初期待していた程には伸びなかった」。

期中には、増築工事を進めていた北上倉庫(岩手県)が完成し、9月に稼働を開始。10月には、西宮倉庫(兵庫県)を新設し、東北、関西地区で保管能力を増強した。

海外では、タイ・バンコクの空港事務所を9月に設立し、10月にはベトナム・ハノイに駐在員事務所を開設、ASEAN地区のビジネス拡大に向け、拠点の展開を進めた。また、昨年新設したドイツや新たな営業所を設けた韓国、倉庫の増築を行った米国やメキシコが本格稼働に入った。

消費財物流は、生協関連が個配を中心に売上を伸ばす一方、一般顧客向けは減収となり、部門全体では微増収減益となった。

[アルプス物流]2016年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)

 2016年3月期第2四半期2015年3月期第2四半期増減 
売上高
45,80140,99411.7%
営業利益
2,1851,98410.1%
経常利益
2,1862,0476.8%
当期純利益
1,1861,1156.4%