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商船三井・中間、油送・LNG船改善で経常益9割増

2015年10月30日 (金)

ロジスティクス商船三井が30日に発表した9月中間決算は、コンテナ船市況がアジア発の荷動き低明で低調に推移する中、燃料油価格の下落に伴い損益がやや改善したほか、不定期専用船事業で油送船・LNG船の損益改善もあり、経常利益が90.9%の増益となった。

また、持分法適用関連会社の第一中央汽船が民事再生手続きの開始を申し立てたことに伴い、262億円の特別損失を計上したことから、純損益は2億4100万円の赤字に転落した。

不定期専用船事業は、ドライバルク船の船腹過剰感が解消されず、市況が低調に推移したことで大幅な減益となった一方、油送船・LNG船では長期輸送契約で安定収益を確保し、同事業全体で76.5%の増益となった。コンテナ船事業は損益が16億円改善したものの、91億円の損失を計上した。

[商船三井]2016年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)

 2016年3月期第2四半期2015年3月期第2四半期増減
売上高
904,684890,1581.6%
営業利益
8,1854,22793.6%
経常利益
27,79914,56190.9%
当期純利益
-24111,520-