ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日立造船、オーナミを完全子会社化

2015年10月30日 (金)

ロジスティクス日立造船は30日、同社が41.5%の株式を保有する物流会社、オーナミを株式交換によって2016年2月1日付で完全子会社化する、と発表した。

オーナミは1949年に大浪運輸倉庫として設立、98年に現社名に商号を変更した物流会社で、51年から日立造船の向上で運輸業務の取り扱いを開始。その後、事業領域を拡大し、現在は倉庫、港湾荷役、陸上輸送、海上輸送、梱包など幅広い物流業務を手がけている。

日立造船グループの物流会社として日立造船の資材や製品輸送を担うほか、近年はグループ外の顧客にも物流機能を提供。16年度までの3か年計画で、プラントに関連する国際物流への参画、機工分野で公共事業への参入、民間向け機械・プラントのメンテナンス、据付、解体工事の技術力・営業力の強化などのほか、東南アジアへの進出にも取り組んでいる。

日立造船とオーナミは、以前から協業体制について議論を行っていたが、この一環として7月頃、日立造船が株式交換による完全子会社化に向けた協議を申し入れ、検討を開始。

その後、両社で協議を重ねた結果、日立造船がオーナミを完全子会社化することで、オーナミの事業特性や運営・体制の優れた点を活かしながら連携を強化し、海外事業の伸長、プラント建設、ソリューション事業の拡大に取り組むこととなった。

オーナミは今後、海外拠点ネットワークの充実、海外のプラント建設で生じる現地の物流・据付からアフターサービスまでを一貫して手がけるニーズに対応できる体制を構築する。