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日新・中間、海外で自動車部品拡大し営業益4割増

2015年11月5日 (木)

ロジスティクス日新が5日発表した9月中間決算は、自動車関連部品を中心にアジア、中国、北米で海外事業が拡大したことを受けて営業利益が39.5%の増益となった。売上高営業利益率は前年同期の2%から2.7%へと0.7ポイント改善した。

国内は機械設備・中古車両の輸出海上貨物、危険品の取り扱い、輸入海上貨物は一般雑貨や乳製品など食品関連貨物の取り扱いが順調に推移。関東・関西地区の倉庫貨物が増加した。

海外では、米州中西部、西岸地区で新規顧客向け大型倉庫を開設するなど、今後の展開をにらんだ施設の拡充を図り、カナダで新規受注した自動車部品の組立業務、メキシコでの量産部品保管業務などが順調に推移した。ポーランドで家具関連の新規顧客開拓が奏功し、収益に寄与。

アジアでは、期初の北米西岸港湾混乱による航空代替輸送、混乱収束後の好調な米国市場向け自動車関連部品の航空・海上輸出がともに増加した。

このほかタイで顧客の新工場稼働に対応してプラチンブリ倉庫の増設に取り掛かり、今期からインドネシア現地法人を連結子会社化。中国では、北米向け自動車関連部品の輸出が増加したことに加え、電子部品・部材の航空輸出入が堅調に推移し、新規倉庫業務の開始が収益に寄与した。

[日新]2016年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)

 2016年3月期第2四半期2015年3月期第2四半期増減 
売上高
103,551100,0733.5%
営業利益
2,8212,02239.5%
経常利益
2,9572,02845.8%
当期純利益
1,954835133.9%