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日新 4-6月期、不採算事業の整理進み収益改善

2015年8月5日 (水)

ロジスティクス日新が5日発表した4-6月期連結決算は、不採算事業の整理や作業費の見直しが進み、収益性が大きく改善、営業利益が51.4%の増益となった。売上高経常利益率は前年同期の1.9%から2.8%へと0.9ポイント上昇した。

横浜、阪神地区の港湾事業が堅調で、自動車部品・機械設備・中古車両の輸出貨物が伸びたほか、ISOタンクコンテナなど危険品の取り扱いが堅調に推移。輸入海上貨物は、製材・合板関係が円安の影響で伸び悩んだものの、一般雑貨が好調だった。

輸出航空貨物は、自動車関連部品の取り扱いが順調に推移したものの、北米西岸港湾混乱の収束を受けて全般的に低調に推移。輸入航空貨物は、医薬品関連貨物、生鮮関連貨物が順調で、北米を中心とした海外からの自動車関連部品の取り扱いが大幅に増加した一方、円安の影響でアパレル関連が伸び悩んだ。国内は関東地区・関西地区で取扱貨物が増えた。

海外では、米国西岸港湾の混乱で発生した費用の顧客への転嫁が遅れ、新規顧客の倉庫業務の立ち上げ費用がかさんだ。中国では、米国向け自動車関連貨物の取り扱いが増加したほか、電子部品・部材の航空輸出入が堅調に推移し、新規倉庫業務の開始も収益に寄与した。

[日新]2016年3月期第1四半期連結決算(単位:百万円)

 2016年3月期第1四半期2015年3月期第1四半期増減 
売上高
50,47348,6003.9%
営業利益
1,39692151.4%
経常利益
1,4571,13128.8%
当期純利益
959289231.6%