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15年3月期決算

日新、国内物流回復、海外堅調で営業益15%増

2015年5月11日 (月)

ロジスティクス日新が11日に発表した前3月期決算は、物流事業でアジアの好調が継続、日本の回復と中国の堅調が収益に寄与し、15.4%の営業増益となった。

国内の物流は、輸出海上貨物が自動車の現地生産拡大に伴い北米・アジア向けを中心に自動車関連部品、機械設備の取り扱いが順調に推移。11月以降は北米西岸港混雑の影響を受けた。危険品の取り扱いは好調に推移した。輸入海上貨物は、アパレル、雑貨などが堅調だったものの、製材・合板関係は消費増税の影響を受けて伸び悩んだ。

海外では中国で米国向け自動車関連貨物の取り扱いが増加し、電子部品、部材の航空輸出や倉庫業務が順調に推移、倉庫保管料を伸ばした。

今期は自動車関連物流を軸に海外事業の強化・拡大、事業環境が激変する国内での事業再構築を進め、売上高2130億円(4.2%増)、営業利益54億円(15.8%増)、最終利益26億円(6.2%増)を見込む。

[日新]2015年3月期連結決算(単位:百万円)

 2015年3月期2014年3月期増減 
売上高
204,461193,7095.6%
営業利益
4,6644,04215.4%
経常利益
5,1354,6819.7%
当期純利益
2,4472,624-6.7%