荷主フジクラと三菱電線工業は、2016年4月1日をメドとした産業用電線事業の統合について、検討を開始することで合意した。
両社は建設・電販向けの販売事業で2005年、フジクラグループが70%を出資する形で合弁会社フジクラ・ダイヤケーブルを設立したが、国内の産業用電線市場が成熟し、「中長期的にも需要の大きな増加が見込めない」として、産業用電線の販売事業をフジクラ・ダイヤケーブルへの統合対象に拡大するとともに、両社の製造事業も統合するを目指す。
製造事業の統合を検討する対象事業所は、フジクラの鈴鹿事業所、沼津事業所、同子会社のシンシロケーブル、三菱電線は熊谷製作所、福井製作所、尼崎事業所で、今後、両社間で協議・検討を早急に進めていく。