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名古屋港、16か国の港湾関係者が自働化荷役視察

2015年11月11日 (水)
名古屋港、16か国の港湾関係者が自働化荷役視察

▲飛島コンテナ埠頭の荷役状況を視察(出所:中部地方整備局)

ロジスティクス中部地方整備局は10日、アフリカ、中東、南米、南太平洋、アジアの16か国から18人の研修員を名古屋港で受け入れ、5日に国内初の自働化コンテナターミナルの荷役作業などを視察した、と発表した。

この研修は、開発途上国で港湾管理の任に就いている幹部職員が港湾行政、管理運営分野でさらに知識を習得できるよう、国際協力機構(JICA)が実施しているもので、5日の視察では飛島コンテナ埠頭(TCB)を訪問した。

当日は、世界で初めてラバータイヤ式ガントリークレーンの遠隔自働化を実現し、国内初の自働制御による無人コンテナ輸送用台車を導入しているシステムを視察。研修員は遠隔操作室でオペレーションの様子などを興味深く見守った。

参加したモロッコからの研修員は「自働化ターミナルを見たのは初めて。とても印象に残った。大変洗練されたシステムで素晴らしいと感じた。モロッコにも大きな港があるが、TCBように自働化はされていない。このような優れた技術を参考に、モロッコの港をより発展させていきたい」との感想を寄せた。