滝沢ハム、物流子会社を関東運輸に売却

フード滝沢ハムは6日、完全子会社「泉川運輸」の全株式を今月30日付で群馬県前橋市の運送会社「関東運輸」に譲渡することを決めた。

滝沢ハムでは経営の合理化、効率化に取り組んでおり、そのためには「物流システムのさらなる効率化を図ることが重要」として、主に同社の物流部門を担っている泉川運輸を譲渡することにしたもの。

譲渡先の関東運輸は、同社の主要な営業エリアである関東・東北地区にネットワークを持つ物流会社で、滝沢ハムでは「関東運輸の広範なノウハウを生かした効率的な物流システムを構築できるものと判断した」と説明している。

株式譲渡に伴い、滝沢ハムは2012年3月期第2四半期の個別決算で株式売却益約5700万円を、同連結決算で約3700万円を特別利益にそれぞれ計上する。