ケイヒン、東京・港区に新本社取得

M&Aケイヒンは10月30日、東京都港区東新橋に新本社屋用の建物を取得することを決議したと発表した。取得予定日は2026年1月30日。

同社は現在、東京都港区海岸に倉庫機能を兼ね備えた本社屋を保有しているが、東京都の「東京港海岸保全施設整備計画」に基づく内部護岸整備により、倉庫機能に不可欠な芝浦運河護岸敷が26年3月末をもって利用できなくなることが判明した。これに伴い、事業継続の基盤確保のため、現本社屋からの退去・移転を決定した。

現本社屋は竣工から63年が経過しており、耐震性や老朽化の課題があるほか、改修には多額の費用が見込まれる。また、BCP（事業継続計画）対策や従業員エンゲージメント向上、環境配慮も喫緊の課題となっていた。

移転先は国内有数のビジネス拠点に位置し、交通利便性が高いことから、顧客対応の強化や従業員の通勤利便性向上が期待される。また、多層階に分散しているオフィスを集約することで、組織を超えた従業員同士のコミュニケーション活性化も見込まれる。

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