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内海造船、三徳船舶向け630台積み自動車船が進水

2015年11月13日 (金)

荷主内海造船は13日、瀬戸田工場で建造中の三徳船舶向け630台積み自動車船「第三東洋丸」が同日、進水すると発表した。この後、艤装工事を経て2016年2月中旬に引き渡す。

第三東洋丸では、車両は船尾左舷のショアーランプ扉から船内に入り、艙内ホールドランプを経由して所定のデッキまで自走して行う設計。バウスラスタ、スタンスラスタを備えることで操船性能を高め、狭い港湾内でも素早く出入港・離着桟できる。

船体上部構造では、車両乗込口付近の倉内高さを増すことで、乗用車だけでなくトラックの積載に対応。水線下形状では、理論計算で研究開発された船型から回流水槽試験を行い、スピード性能に優れていることを確認している。

■主要目
全長:125メートル
幅:20.6メートル
深さ(上甲板/乗込甲板):14.36/11.8メ-トル
構造喫水:5.55メートル
総トン数:4000トン
載貨重量(構造喫水):2800トン
車両積載能力:乗用車631台
中型トラック7台
大型トラック6台
乗組員:14人
主機関:立造船-MAN B&W 6S35MC-C9.2
連続最大出力:5220キロワット×167rpm
常用出力:4437キロワット×158.2rpm
航海速力:18ノット
資格(航行区域):第四種船(限定近海区域)
航路:広島-宇野-板出-衣浦-千葉
船級:日本海事協会
起工年月日:2015年7月31日
浸水年月日:2015年11月13日
完工年月日:2016年2月中旬