ピックアップテーマ
荷主内海造船は24日、瀬戸田工場で三徳船舶から受注した630台積みの自動車運搬船「第三東洋丸」を完工した。
第三東洋丸は、バウスラスタとスタンスラスタを備えて操船性能を向上させ、狭い港湾内でも出入港・離着桟を素早く安全に行えるよう配慮。船体上部構造では、車両乗込口付近の倉内高さを増し、乗用車・トラックを積載できるようにした。
船尾左舷のショアーランプ扉から船内に入り、艙内ホールドランプを経由して所定のデッキまで自走して車両を搭載する仕様。
■主要目
全長：125メートル
幅：20.6メートル
深さ：上甲板14.36メートル、乗込甲板11.8メートル
構造喫水：5.55メートル
総トン数：3990トン
載貨重量：2888トン
車両積載能力：乗用車631台、中型トラック7台、大型トラック6台
乗組員：14人
主機関：日立造船-MAN B&W 6S35MC-C9.2
連続最大出力：5220キロワット×167min-1
常用出力：4437キロワット×158.2min-1
航海速力：18ノット
資格（航行区域）：第四種船（限定近海区域）
航路：広島-宇野-坂出-衣浦-千葉
船級：日本海事協会
起工：15年7月31日
進水：15年11月13日
完工：16年2月24日
