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日本郵船、香港警察、豪州海軍のテロ演習に協力

2011年9月9日 (金)

話題NYKヴィーナス日本郵船は9日、各国当局が実施するテロや海賊対応の訓練・演習に対する協力状況を公表した。

 

7月26日には、香港警察と合同で、香港に入港中の同社所有コンテナ船「NYKヴィーナス」にテロリストが侵入したと想定したテロ対応訓練を実施した。香港警察との合同訓練は、2005年から定期的に実施している。

 

訓練は、本船にテロリストが潜伏しているとの情報を入手した香港警察が特殊部隊の高速ボート隊、ヘリコプター隊をNYKヴィーナスに派遣し、テロリストを捜索の上発見、鎮圧するというシナリオで行われた。

 

訓練を通じ、同社東京本店、香港現地法人、シンガポール船舶管理会社は、香港警察との情報交換など、テロ発生時の緊急対応でそれぞれの役割を再確認した。

 

8月15日は、オーストラリア東岸沖を航行中の同社所有コンテナ船「ACXダイヤモンド」が、豪州海軍所属の遠洋フリーゲート艦が海賊対策訓練として行ったエスコート演習に協力した。同社グループでは2007年から過去5年にわたって、オセアニア地域で実施されている豪州海軍による演習に協力している。

 

今回の演習は、ソマリア海賊対策に当たる米海軍主導による有志連合海上統合部隊151(CTF-151)への配備が予定されているフリーゲート艦と、航行中の本船がVHF無線通信でコンタクトを取り合い、本船の航海を艦船がエスコートするという想定で実施した。