話題川崎汽船は14日、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大船渡市に、同社所有の海上輸送用20フィート冷凍コンテナ5本を無償提供したと発表した。
これは震災発生以降同社が取り組んできた被災地復旧・復興支援活動の一環で、三陸海岸での主要産業である水産業の早期復興を支援するもの。冷凍コンテナは大船渡市内の水産加工事業所4か所で水産物の保冷倉庫として使用される。
今月12日、冷凍コンテナが大船渡市水産加工事業所に無事設置されたのを受けて、大船渡市農林水産部の金野博史部長は「保冷倉庫は水産業に欠くことができない施設。今回の冷凍コンテナ設置が水産業復興に弾みをつけることになると期待している」と述べた。
同社では「被災地の復旧、復興のために今後とも海運業の特性を活かした支援活動に積極的に取り組んでいく」としている。