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大船渡市漁協の施設完成、ヤマト財団が助成

2012年10月22日 (月)

話題ヤマト福祉財団はこのほど、「東日本大震災生活・産業基盤復興再生募金」の第2次助成先である岩手県・大船渡市漁業協同組合で製氷・貯氷保管施設が完成し、27日午前11時から竣工式を行うと発表した。

大船渡魚市場は、東日本大震災で関連施設も含め壊滅的な被害を受けたが、県や市の協力による応急復旧で昨年6月、いち早く市場の営業再開を果たした。

しかし、漁船への氷の供給能力の回復が依然として大きな課題となっていた。

そこで、ヤマト福祉財団は大船渡魚市場への安定的な水揚げを確保し、大船渡市の基幹産業である水産業の早期復旧を図るためには、氷の安定的な供給が不可欠として、製氷・貯氷保管施設の新設費用2億4800万円の助成を決めた。

総事業費11億円のうち、岩手県・大船渡市負担分の2/9相当額を助成した。

この施設の完成により、製氷能力は震災前の3倍以上の1日100トンに、貯氷量も2260トンから3000トンに、33%の増量となる。