全ト協、丸憲運輸と藤倉運輸に青年経営者顕彰

認証・表彰全日本トラック協会は10日、都道府県トラック協会の青年組織に所属する経営者などを対象とした先進的な事業・取り組みを行ったとして、顕彰制度の審査委員会が丸憲運輸（青森県）と藤倉運輸（東京都）の2社を受賞事業者に決定した、と発表した。

12月2日に開催した審査委で協議した結果、収益性向上に取り組んだ丸憲運輸と、社会貢献事業を実施した藤倉運輸を選定したもので、来年2月12日の青年部会全国大会で表彰状、顕彰金（100万円の目録）を授与する。

丸憲運輸は、ウイング車用原木輸送システムを開発し、特殊車両が必要な原木輸送をウイング車を活用して行うことで往復積載輸送を可能とした。

藤倉運輸はAED（自動体外式除細動器）搭載事業用トラックを導入し、救急救命受講ドライバーを乗務させることにより、緊急時に蘇生開始までの時間を短縮させ、生存率を高めることに取り組んだ。さらにトラックにAED搭載のステッカーを掲示することで通行者の目にも触れやすくした。