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厚労省、カゴ車事故多発でマニュアル活用要請

2015年12月22日 (火)

環境・CSR厚生労働省は、ロールボックスパレットを使用する際に下敷きになるなどの事故が多発しているとして、全日本トラック協会に労働災害防止を目的としたマニュアルの周知を要請した。

全ト協は厚労省からの要請を受け、都道府県トラック協会に対し、会員運送事業者やトラックドライバーへの周知を徹底するよう求める文書を発信した。

「カゴ車」とも呼ばれるロールボックスパレットは、開口部以外の3面がパネルで囲まれ、荷崩れや荷物の損傷を防いで移動できるほか、店舗では商品だなとしても利用できることから、多くの物流現場で活用されている。

厚労省によると、ロールボックスパレットによる災害の4割が下敷き事故で、負傷者の半数近くが作業経験1年未満だったことから、同省は「作業に不慣れな時期の対策がカギ」になるとして、「8つのルール」からなるマニュアルを作成した。

■ロールボックスパレット使用時の労働災害防止マニュアル
http://www.jta.or.jp/rodotaisaku/info/roll_box_pallet.pdf