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ヤマト運輸、仕分け現場にZMP物流支援ロボ導入

2019年10月30日 (水)

話題ZMP(東京都文京区)は29日、同社が販売している物流支援ロボット「キャリロ」が、ヤマト運輸の仕分けターミナルでロールボックスパレットの自動搬送に導入された、と発表した。

ヤマト運輸は、ロールボックスパレットの自動搬送による省人化・省力化を検討するあたり、複数のAGVを比較した中で、搬送ルートの設定や変更が容易であること、使用する作業員の操作も簡単であること、自社のロールボックスパレットをそのまま搬送できること――などから、キャリロの導入を決定した。

同社は、これまでもロールボックスパレットによるユニットロードの仕組みを運用していたが、人手で搬送する作業は負荷が大きいことに加え、搬送作業の多くが片道作業で、搬送し終わった作業員は手ぶらで構内を移動して戻ることが多かった。これを自動搬送に切り替えることで省人化・省力化につながったほか、搬送ルートが以前よりも明確になったことで、より安全な作業導線を整備することができた。

今後は効果検証を行い、効果が認められた場合は、その他の拠点への展開も検討し、各拠点では自動搬送の導入拡大を見据えて、現段階から作業導線や作業手順の再整備を進めていくという。