
▲リモート積収クローラー
ロジスティクス日本通運は13日、同社が開発を支援したトピー工業製の搬送支援ロボット「リモート積収クローラー」を導入する、と発表した。
同ロボットは、物流現場で多く使用されるロールボックスパレットの搬送を支援するもので、プログラムによる自動走行とリモコン操作の両方に対応。最大重量500キロを積載している状態でも、15ミリまでの段差を踏破することができるという。

▲ロールボックスパレットの下に潜り込んで搬送する
同社は、全国の物流現場でロールボックスパレットを使用しており、重量物搬送などでボックスの重心が高くなる場合には、転倒防止で2人荷役を推奨しているが、省人化・省力化の観点からは非効率なこともあり、今回の搬送支援ロボットの開発支援に至った。
今後は主にリモコン操作で運用するとしているが、その理由については、「物流ターミナルなどは、時間帯、曜日、季節によってハンドリングする荷量が著しく変動し、頻繁に動線が変わることから、無人搬送機の導入は困難な状況にある」と説明した。