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中国常州総合保税区、幅広い通関手続き基盤整備

2015年12月24日 (木)

国際中国常州総合保税区は23日、南京税関を含む10の政府機関が実施した検査を通過し、すべての必要な認証を受けたと発表した。これにより常州総合保税区はエンド・ツー・エンドの通関手続きのプラットフォームを提供できるようになる。

常州総合保税区は高度な流通、製造サービスの台頭を受けて保税加工、貿易、流通サービスを提供する一連の施設を建設。主要産業の製造施設の建設を促し、保税製品向け流通サービスの「エンド・ツー・エンド生産チェーン」を提供する。

同区は近隣の輸送施設、中でも常州奔牛国際空港、長江の常州港、奔牛内陸水路港、鉄道貨物駅、道路を活用し、近隣港湾を効率的に貨物が通過できるよう多様な輸送網を構築、近く、自由貿易、越境ECといったパイロットプロジェクトを開始する計画だという。

中国国務院は、同区が出口加工区から総合保税区に格上げされたことを受けてサービス提供の幅広い拡張を承認した。これを受けて同区は道路のほか、水道、電気、ガス、スチーム、通信の施設を含む支援基盤を完成させた。

貨物積み下ろしドック・ターミナルは、税関エリア、検査、検疫処理施設、銀行、倉庫、ほかの輸送施設と直結するように配置されており、利用企業はすべての輸出手続きを同区内で処理できるようになっている。