バンテック、棄却されても「上訴せず」、公取委への異議

話題バンテックは26日、公正取引委員会から受けた審決案に「承服しがたい」として異議申立てを行っていたことについて、「早期解決が利益になる」として申立てが認められない場合であっても高等裁判所へ上訴しない方針を決めた。

同社は2009年3月、国際航空貨物利用運送業務の運賃、料金を巡り、独占禁止法違反で排除措置命令と課徴金4億1789万円の納付命令を受けたが、「命令の内容を慎重に検討した結果、その内容に承服しがたいものがある」として同年4月24日、公取委に審判請求することを決め、審判を重ねていた。

7月6日付で公取委から審判請求を棄却するとの審決案を受けたが、「一部の事実認定で見解の相違があった」として、この審決案に対し異議申立てを行っていた。