GLP、物流施設竣工、ホンダロジが全棟利用

拠点・施設グローバル・ロジスティック・プロパティーズ（GLP）は13日、埼玉県日高市で新たな賃貸物流施設「GLP狭山日高I」の竣工式を行った。新施設は、同社が2014年9月に着工した総延床面積4万2559平方メートルの4階建てマルチテナント型先進的物流施設で、ホンダロジスティクス（東京都千代田区）が専用施設として1棟全体を利用する。

ホンダロジスティクスは、周辺に分散していた複数拠点を集約・統合し、通常の保管機能だけでなく、一部のフロアを作業場とするなど、首都圏の物流拠点として位置付ける。

狭山日高ICに隣接し、圏央道を利用することで関越道や東名高速道路、中央自動車道へ接続。昨年10月31日に圏央道桶川北本IC-白岡菖蒲ICが開通し、東北道へもつながるなどアクセスが飛躍的に向上した。

施設は1・2階合わせて10トン車41台、4トン車65台が利用可能で、180台の乗用車駐車場、4台のトラック待機場を設置。

免震構造やバックアップ電源など、有事の際に入居企業の事業継続性を確保する装備を採用しているほか、太陽光パネルの設置、プレキャストコンクリートの採用など環境に配慮した最先端の技術を駆使し、CASBEE（建築環境総合性能評価システム）埼玉県の「A」ランクを取得。全館LED照明を採用することで、消費電力を一般的な蛍光灯使用時に比べて45％抑える。

■GLP狭山日高Iの概要
所在地：埼玉県日高市大字田木字新上原473番2ほか
敷地面積：2万833平方メートル+2439平方メートル（飛び地）
延床面積：4万2559平方メートル
着工：2014年9月
竣工：2015年12月