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GLP、埼玉・川島町でマルチテナント型施設に着工

2016年3月15日 (火)

拠点・施設グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は15日、埼玉県川島町でマルチテナント型物流施設「GLP川島」の起工式を行ったと発表した。

GLP川島は地上4階建て、4万9000平方メートルの汎用性が高い高機能物流施設で、東北自動車道まで延伸した圏央道川島ICに隣接し、関越自動車道、東北自動車道へ接続。国道254号線も利用可能な好立地に建設する。

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同社の帖佐義之社長は「GLPはすでに埼玉県下で15棟の施設を運営しており、現在本施設とGLP狭山日高IIを開発中だ。埼玉県下の物流施設へのニーズは底堅いと見ており、小売、食品、アパレル、通販など幅広い業種の企業にさまざまな物流ソリューションの提案をしていく」と話した。

施設は1、2、4階が倉庫部分、3階は事務所エリアのみで、ECやアパレル企業など天井高を必要としないテナント企業の場合、要望に応じてメザニン(中2階)フロアとして3階を追加することが可能。保管機能を重視するテナント企業の場合は、メザニンを設置せずに7.5メートルの天井高を有効に利用できる。

1階部分は土地の高低差を活かして高床低床両方のバースを設置すると同時に、製造メーカーや飲料メーカー向けに2.5トンのフォークリフトが走行できる仕様。全館LED照明や太陽光パネルの設置など環境に配慮した設備を備え、水害対策として非常用発電機を含む電気室を2階と3階に設置するBCP対応や制振ブレース構造を採用するなど安全性を確保した上で、コスト面の配慮を加えた。

■GLP川島の概要
所在地:埼玉県比企郡川島町
土地面積:2万7000平方メートル
延床面積:4万9000平方メートル(メザニンを追加した場合5万4000平方メートル)
着工:2016年3月
竣工:2017年4月