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おがさわら丸が機関老朽化トラブル、新造船7月就航

2016年1月15日 (金)

ロジスティクス東京・芝浦ふ頭と小笠原諸島の父島・母島を結ぶフェリー「おがさわら丸」が16日の父島発便後にドック入りすることを受け、日本郵便は14日、小笠原村で集荷・配達する郵便物と荷物の送達日数が最大3週間程度かかるとの見込みを発表した。

平常時の送達期間は1週間程度で、同社は1月28日頃の引受分から平常並みに戻るとしている。おがさわら丸は今月のドック入り後、2月2日の東京発便から運航を再開する。

おがさわら丸は昨年12月20日の東京発父島行きの出港後、伊豆大島南東沖で右主機関が停止。緊急修理のため、東京・竹芝に折り返す事案が発生していた。おがさわら丸を運航する小笠原海運によると、こうした機関トラブルに見舞われたのは初めてだという。

12月21日までに修理を終わり、関係官庁の臨時検査を受けて22日11時35分、父島に向け東京竹芝を出港したが、18年にわたる機関使用で、故障の要因となる「すす」が溜まりやすくなっていたことから、小笠原海運では「整備点検期間の見直しなどを行い、再発防止に取り組む」ことを表明した。

現行のおがさわら丸は2代目で、小笠原海運は老朽化に伴い、新造船「3代目おがさわら丸」を建造中。今月27日に進水式を行い、7月から2代目に代わって就航する。