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タダノ、ホイールクレーン不具合で1147台リコール

2016年1月26日 (火)

行政・団体タダノは26日、同社のホイールクレーンで原動機に不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。2013年5月29日から15年9月28日までに製造された「GR-250N-3」1147台が対象。

対象車両の原動機で、エンジンオイルの潤滑性が低下した状況下でのターボチャージャーのスラストベアリングの耐久性が不足しており、繰り返しエンジンに高負荷を加えたり高回転域で使用したりすると、スラストベアリング、スラストリングに摩耗を生じることがあるという。

このため、ターボチャージャーのシャフトにガタつきが生じ、そのままの状態で使用を続けると、ターボチャージャーのシールリングが損傷してエンジンオイルが漏れ出し、このオイルがエンジン内部、排気系に入り込み、白煙、異音、エンジン回転数が上昇、最悪の場合、エンジンが破損するおそれがある。

また、エンジンオイルレベル警報装置のプログラムも不適切で、イグニッションスイッチをONにした直後にエンジンを始動すると、エンジンオイルが規定値を超えていても警告灯が点灯しないことがある。