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三井倉庫HD、メキシコに新会社設立し中南米事業加速

2016年1月29日 (金)

ロジスティクス三井倉庫ホールディングスは29日、傘下の三井倉庫エクスプレスがメキシコ法人を設立するのを機に、中南米拠点網の整備を加速させると発表した。

三井倉庫エクスプレスは自動車関連貨物の航空輸送サービスを強みとしており、自動車産業が急成長を遂げているメキシコで物流需要の取り込みを図るため、現地法人「MSEエクスプレス・メキシコ」を設立し、三井倉庫インターナショナルが先に設立したメキシコ拠点と協業しながら国際物流網を拡大する。

MSEエクスプレス・メキシコは月内に設立し、2月からフォワーディングを中心に事業を開始する。

日本とメキシコ間の輸送だけでなく、運営中の海外拠点網を最大限に活用し、貨物の特性・顧客ニーズに合わせた最適な航空輸送サービスを展開していく。

三井倉庫グループでは、日本を含む北東アジア、東南アジア、中国、欧州アフリカ、米州――と世界を5つのエリアに捉え、エリアと産業を機軸としたマトリックスによる事業戦略を進めている。

三井倉庫エクスプレスは北米(米国)、南米(ブラジル)、ヨーロッパ(ベルギー、英国、チェコ、トルコ)、アフリカ(南ア)、アジア(タイ、インドネシア、インド)、中国(広州、北京)の拠点で自動車関連部品、危険品を含む化学品の航空輸送を中心に、幅広い物流サービスを展開している。