行政・団体国土交通省は2日、フェリー「さんふらわあだいせつ」の火災事故を受けて商船三井フェリーが講じた再発防止策について、措置内容が適切であることを確認し、これらの対策を踏まえた安全管理規程の変更届出を受理したと発表した。
2015年7月31日に北海道苫小牧沖で発生したフェリー「さんふらわあだいせつ」の火災事故を受け、国交省は昨年12月16日、商船三井フェリーに輸送の安全確保命令を出していた。
この命令を受け同社は1月13日にだいせつで「命令に基づいて講じた措置」を報告。車両甲板の各場所で火災が発生した際に、適切な消火設備を選択して消火活動を行うための具体的な手順が定められ、これに基づく訓練の実施体制も整備されていたとして、同省は措置の内容が適切であることを確認した。
2日には、同社が国交省にこれらの措置内容を盛り込んだ安全管理規程の変更を届け出、これを受理した。