M&Aシンガポールポストは15日、子会社のカンタムソリューションズ・インターナショナルを通じ、中国の「深セン4PXインフォメーション&テクノロジー」の株式17.91%を1億6316万人民元(28億3827万円)で追加取得し、持分を35.91%へ引き上げたと発表した。
4PXは中国・深センに本社を構える、中国の代表的な越境EC物流企業で、倉庫運営、エクスプレス配送、フォワーディングといった物流機能に加え、ソフトウェアやコンサルティングサービスを提供しており、同社の物流拠点網は中国、オーストラリア、英国、ドイツ、米国に広がっている。
シンガポールポストのゴーホイリン国際郵便担当副CEOは「4PXへの追加投資は、当社が展開するエンド・ツー・エンドのEC物流ソリューション戦略の重要な取り組みを構成する。今回の追加投資を急速な中国EC事業の成長に活用していく」との考えを示した。
また、4PXのケビン・リー創業者兼会長は「シンガポールポストによる4PXへの追加投資は、4PXの海外事業を強化するのに役立つ。中国の越境EC市場でリーダーになるために、より優れたEC物流ソリューションとサービスをEC事業者と消費者に提供していく」と述べた。