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日本郵船、輸送中のCO2排出量算出ツールを公開

2011年10月17日 (月)
CO2 e-calculator

CO2 e-calculator

話題日本郵船は17日、郵船ロジスティクスの協力を得て、コンテナ船貨物と国際航空貨物の輸送中に排出する二酸化炭素(CO2)の概算を算出するツールとして、邦船社で初めて「NYKグループCO2eカルキュレーター」を開発したと発表した。同日からグループ各社のホームページに公開した。

 

これまで、顧客からの輸送中の環境負荷データ、特にCO2排出量の照会に対しては、個別に対応していたが、カーボンフットプリントの考えが定着してきていることから、特に海外で一般的な問い合わせが増しており、他社取り組みも考慮し「NYKグループCO2eカルキュレーター」を英語版で開発した。

 

同社では、eカルキュレーターをホームページ上で公開することにより、貨物の輸送中のカーボン・フットプリントの考えを広くユーザーに知ってもらう機会を提供。CO2排出量など算出した結果データをダウンロードできる機能も備えた。

 

NYKグループCO2eカルキュレーターは、コンテナ船貨物と国際航空貨物の両輸送に対応し、積み地から揚げ地までの輸送全体のCO2排出量の概算を算出。受け地と渡し地でトラック、鉄道(中国と北米地域のみ)による内陸輸送にも対応する。受け地と渡し地それぞれで英字(アルファベット)を入力すると、候補となる地名が表示され、その中から選択すれば、地名や結果のCO2排出量のデータをダウンロードできる。

 

■「NYKグループCO2eカルキュレーター」
http://www.nykgroup-e-calculator.com/