クリナップ、東西でシステムキッチンの一貫製造体制

荷主クリナップはこのほど、子会社のクリナップ岡山工業（岡山県津山市）が津山工場のプレス棟建築工事とプレスライン設備工事を終え、システムキッチンのステンレス製カウンタートップ、シンクのプレス成型加工の生産体制を整えた。

2月18日に竣工式を行い、試動を重ねた後、今夏から稼働を開始する。稼働後はこれまでのシステムキッチンカウンター製造に加え、新プレスラインでシステムキッチンシンクを製造する。

これにより、これまでは福島県いわき市の工場から、ステンレス製カウンター部材とシンクの供給を受けていたが、津山工場で部材から完成品までの一貫生産が可能となる。

新プレスラインは最新の大型プレス設備と、ロボットなどの自動化ラインが特徴で、革新的な最新鋭の設備とこれまで培ったステンレス量産加工技術を組み合わせ、高品質・高生産性を兼ね備えた生産拠点を運用することで、西日本の供給体制を強化する。

同社では、東日本大震災の翌年（2012年）から生産拠点の二極化を進めていた。

■津山工場の概要
建物名称：クリナップ岡山工業津山工場（2013年からシステムキッチンカウンター製造開始）
所在地：岡山県津山市金井558-3
敷地面積：2万7931.38平方メートル
延床面積：9100.19平方メートル
製造品目：システムキッチンステンレスカウンター
従業員数：24人