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岡村製作所、ホームロジに国内初のロボット倉庫納入

2016年3月11日 (金)

サービス・商品岡村製作所は11日、ノルウェーのハッテラント・コンピューター社と提携して販売するロボットストレージシステム「オートストア」を、ニトリホールディングス傘下のホームロジスティクスが運営する通販センター(川崎市川崎区)に納入し、2月から稼動したと発表した。オートストアを日本国内で納入したのは初めて。

岡村製作所、ホームロジに国内初のロボット倉庫納入

ホームロジスティクスは、今後の通信販売事業の拡大、取扱アイテム・物量の増大、人手不足などに対応するためにオートストアをを導入した。導入後初の繁忙期を目前に控え、1日当たり50人の省人化が可能と想定している。

岡村製作所、ホームロジに国内初のロボット倉庫納入このシステムは、グリッド上のロボットが高密度に収納されたコンテナの入出庫を行う次世代ロボットストレージシステムで、コンテナを隙間なく積み上げて収納できるため、一般的なスタッカークレーン式自動倉庫の2倍、平置き棚の3倍の収納力がある。

出庫はグリッド上のロボットが縦横無尽に走行し、目的のコンテナを吊り上げ、ポート(ピッキングステーション)へ自動搬送する。ピッキングが定位置で行えるため、作業者の負担が少なく、ミスのない効率的なピッキングを実現する。

また、ロボットやグリッドを追加するだけでシステムの拡張、能力アップに対応できるなど拡張性が高い。

岡村製作所、ホームロジに国内初のロボット倉庫納入ホームロジスティクスの通販センターでは、オートストアの導入後、作業効率(生産性)が3.75倍向上。導入前は作業者が紙の指示書に従い庫内を歩き回って棚から商品をピッキングしていたが、新システムの導入で商品がピッキングステーションに次々と自動で運ばれてくるようになり、作業者の負担・ミスの軽減につながった。

また、通路スペースを削減する構造となっているほか、上部空間を活用して高密度に保管できるため、省スペース化と在庫保管能力の向上にも効果を発揮している。