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物流ロボット普及加速へ岡村製作所とGROUNDが提携

2016年5月11日 (水)

サービス・商品ロボットストレージシステム「オートストア」を販売する岡村製作所と自動搬送ロボット「バトラーシステム」を取り扱うGROUND(グラウンド、東京都江東区)は11日、資本業務提携を9日に締結したと発表した。

物流ロボット普及加速へ岡村製作所とグラウンドが提携

岡村製作所がGROUNDにマイナー出資し、両社が取り扱う物流向けロボットシステムを組み合わせ、日本の物流現場に最先端の物流ロボットシステムを共同で展開していく。

バトラーシステムは、自動搬送ロボット「バトラー」によって作業者が所定のポジションから動くことなく商品棚入とピッキングを行うことができる仕組みで、最短時間でピッキング作業を行えるよう、リアルタイムでマルチオーダーピッキングを計算。バトラーが過去と現在のオーダーをリアルタイムで考慮し、「出荷頻度の高い商品はステーションの近くに配置する」といった指示を行う。

GROUNDは、旧・楽天物流の社長や楽天の執行役員物流事業長などを務めた宮田啓友氏が2015年4月に立ち上げた会社で、「インテリジェント・ロジスティクスの創造」を掲げ、最先端のロジスティクス・テクノロジーを用いてクラウド型物流プラットフォームを提供している。

一方、岡村製作所が販売するオートストアは、ニトリグループが導入したことで注目されたロボット型のストレージシステム。(関連記事:「物流積極投資、ニトリ「倉庫係」出身社長の覚悟」

今回の提携により、両社はそれぞれのシステムを組み合わせて共同展開するほか、岡村製作所がバトラーシステムの提案・販売・導入・保守業務に携わる。