M&A国際協力銀行(JBIC)は22日、自動車部品メーカー・三五(愛知県みよし市)の米国法人アーヴィン・サンゴ(ASI)に対し、2800万ドルを限度とする融資契約を締結したと発表した。みずほ銀行との協調融資で、総額は4000万ドル。米国で進める工場拡張や設備導入に充てる。
三五は自動車用排気系部品を主力とし、プレス加工やパイプ加工などの金属加工技術を強みとする中堅メーカー。北米では現地生産体制を構築しており、今回の資金は製造能力の増強を通じて需要拡大に対応する狙いがある。
JBICは2021年にも、当時の米国法人に対し、協調融資総額1570万ドルの支援を実施している。今回の融資規模はその2.5倍に拡大しており、北米事業への投資を一段と強化する格好だ。
自動車産業では、コロナ禍による部品不足や地政学リスクを背景に、供給網の地域分散や現地調達の重要性が高まっている。米国では電動車関連投資の拡大に加え、サプライチェーンの国内回帰や近隣国シフトも進む。JBICは今回の支援について、日本企業の国際競争力維持・向上に加え、米国における日系企業のサプライチェーン強靱化にもつながるとしている。
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