M&A国際協力銀行(JBIC)は22日、サムテック(大阪府柏原市)のメキシコ法人サムテック・オートモーティブ・メキシコに対し、JBIC分で500万ドルを限度とする貸付契約を結んだと発表した。三菱UFJ銀行、三井住友銀行との協調融資で、総額は1581万1000ドル相当。契約は3月30日に締結済みで、今回公表した。
資金は、メキシコ・グアナファト州での自動車部品の製造・販売事業に使い、工場増設に充てる。サムテックは1913年創業の中小企業で、ハブユニットベアリング向け熱間鍛造品などを手がける。メキシコは北米・欧州向け自動車の生産・輸出拠点として集積が進んでおり、同社は2016年に現地法人を設立した。
JBICは18年にも、同現地法人の生産拠点新設に対し、JBIC分で450万ドルを限度とする融資を実施している。今回は新設段階から増設段階に進んだ形で、サムテックのメキシコ事業拡大を継続的に支える。
現地法人の製品はメキシコに進出する日本企業にも納入されており、融資は自動車部品供給網の現地化と安定調達を後押しする側面がある。中堅・中小企業の海外展開支援に加え、メキシコを起点とした北米向けサプライチェーンの強化を狙う。
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