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味の素、ハラル市場強化へマレーシア子会社化

2026年6月22日 (月)

M&A味の素は22日、連結子会社でマレーシア証券取引所に上場するマレーシア味の素に対し、同国会社法に基づく選択的減資、償還を提案したと発表した。実現すれば242億円を投じて同社を完全子会社化し、グループ事業連携を強化する。

マレーシア味の素は1961年に設立され、うま味調味料「AJI-NO-MOTO」や風味調味料「TUMIX」などの製造・販売を手がける。マレーシアでは国民の6割強をイスラム教徒が占めることから、1965年以来ハラル認証を取得した製造体制を整備しており、ハラル市場向けの輸出も展開している。近年は冷凍ギョーザなどハラル認証商品の分野にも事業領域を拡大している。

同社はクアラルンプールに本社を置き、従業員数は585人(2026年3月時点)。資本金は6510万2234リンギット(26億円)で、味の素の持株比率は50.38%となっている。

味の素グループによると、マレーシア味の素は現地市場の需要拡大や中東向け輸出の拡大を背景に、調味料・食品事業において主要国に匹敵する規模へ成長している。完全子会社化により、迅速かつ柔軟な意思決定に基づく事業運営を一層進化させることが可能になるとしている。

味の素グループは「中期ASV経営2030ロードマップ」のもと、地域ごとの事業ポートフォリオ強化を推進している。今回の提案を通じてグループ事業連携を強化し、持続的な企業価値向上につなげる考えだ。

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