フードユーザックシステム(大阪市中央区)は22日、製菓材料卸業の池伝(東京都港区)と共同で、AI(人工知能)ソリューション「Knowfa受注AIエージェント」を活用した商品マスタ作成業務の実証実験(PoC)を開始したと発表した。見積書や商品規格書から商品情報を自動抽出し、自社商品マスタの登録候補を作成する仕組みの有効性を検証する。
今回のPoCでは、受注業務向けに開発されたKnowfa受注AIエージェントを商品マスタ作成業務へ転用する。AIが見積もり書や規格書を読み取り、商品名や規格、単位、入数、価格、メーカー名などを抽出し、自社の商品マスタ項目に合わせて整理するほか、商品カテゴリーや温度帯、取扱区分などの候補も提示する。最終的には人が確認・承認する形で商品マスタの登録候補を作成する運用を目指す。
また、商品マスタの品質は受注入力や在庫管理、発注、請求、物流にも影響するため重要性が高い。商品マスタが正しく整備されていない場合、注文書の自動読取や商品照合の精度にも影響することから、受注業務全体の自動化を進めるうえでも重要な基盤となる。
池伝は全国の洋菓子店、和菓子店、製パン店、ホテルなどに製菓材料を供給している。同社はAIが作成した登録候補を担当者が確認する運用への移行により、作業時間の削減や登録品質の安定化につなげたい考えだ。
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