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ANAカーゴ、プライオリティ商品を全面刷新

2011年10月28日 (金)

ロジスティクス全日本空輸(ANA)の貨物部門・ANAカーゴは28日、プライオリティ商品「PRIO」の商品内容を刷新するとともに、国際線拡大が続く羽田空港の利点を活かした、2種の新商品を発売すると発表した。

 

30日搭載貨物から提供を開始するリニューアルでは、PRIO商品のラインナップを変更し、顧客ニーズに対応してわかりやすく、シンプルな商品構成へと集約する。

 

具体的には、小口貨物緊急輸送を対象とした「PRIOエクスプレス」と「ラッシュPRIOエクスプレス」を統合して「ニューPRIOエクスプレス」とし、対象路線を拡大するとともに、新たに着払い貨物の受託を開始する。

 

また、大口貨物緊急輸送の「PRIOフレイト」「ラッシュPRIOフレイト」「ラッシュPRIO”ULD”」と搭載保証商品の「PRIOスペース」の4商品を「ニューPRIOフレイト」に集約し、搭載保証に特化。受託禁止品目を撤廃、特殊ハンドリング貨物と着払い貨物の受託を開始し、対象路線も拡大する。

 

特殊貨物を対象とする商品では、定温輸送商品の「PRIOクール」を改良し、CAOを除く一般危険物の受託を開始。着払い・小口貨物にも対応するとともに、対象路線を拡大する。

 

このほか、「PRIOアート」は日本・欧米を中心とした一部地域・路線限定商品としてサービスを継続。現行の「PRIOビークル」と「PRIOセンシティブ」は、特殊ハンドリング・リクエストとして今後も引き受ける。

 

新商品としては、「PRIOストレート」と「PRIOコネクション」の2商品を発売。

 

PRIOストレートは、未通関貨物の搬入荷受から、航空機への搭載まで、全工程をANA上屋内で一貫オペレーションする商品で、羽田空港に施設・通関体制がないフォワーダーも、羽田への直接搬入で利用フライトの選択肢が拡大する。最大午後9時までに未通関貨物を搬入すれば、沖縄ハブなどの深夜便へ接続。首都圏で夕方集荷した貨物が翌日早朝にはアジア各地へ到着する。

 

PRIOコネクションは、地方空港を世界とつなぐ新たな輸送モデルとして提案するもので、地方空港では内国貨物として受託・引渡しを行う。経由地の羽田空港で通関を行うため、地方空港に施設・通関体制が不要で、内国貨物として受託・引渡を行うため、幅広いフォワーダーの利用が見込める。深夜便ネットワークとの組み合わせにより、地方-アジア間の翌日配送を実現する。

 

■詳細は下記URLを参照。(31日以降に掲載)
http://www.ana.co.jp/cargo/ja/int/products/